有島記念館所蔵のアーカイブ『狩太夜話(第1輯)』をデジタル発行します

敗戦後強制的に解散させられた「狩太共生農団」のそれまでの歴史について、昭和29年当時の狩太小学校教諭齋藤修二氏が、吉川銀之丞など有島農場・共生農団所縁の人から聞き書きした内容などを中心に、有島地区を含む当時のニセコの史実をめぐる調査結果を、全8輯の報告書にまとめたのが、『狩太夜話』です。これは、長らく有島記念館の所蔵庫に保管されたまま、一時高山亮二さんの有島研究に活用されたものの、一般に眼に触れることのできる状況にはありませんでした。

このたび、有島農場解放百年を記念して、土香る会では有島記念館の承諾と協力を得て、この記録内容を判読してテキストデータに落とし込む作業を、数名のプロジェクトチームを編成して担当してきました。

このたび、このうちの第1輯をほぼ完成させたので、公開することにしました。

『狩太夜話』(第1輯)は、こちらでご覧になれます。