有島記念館所蔵のアーカイブ『狩太夜話(第2輯)』をデジタル発行します
敗戦後強制的に解散させられた「狩太共生農団」のそれまでの歴史について、昭和29年当時の狩太小学校教諭齋藤修二氏が、吉川銀之丞など有島農場・共生農団所縁の人から聞き書きした内容などを中心に、有島地区を含む当時のニセコの史実をめぐる調査結果を、全8輯の報告書にまとめたのが、『狩太夜話』です。これは、長らく有島記念館の所蔵庫に保管されたまま、一時高山亮二さんの有島研究に活用されたものの、一般の眼に触れることのできる状況にはありませんでした。
このたび、有島農場解放百年を記念して、土香る会では有島記念館の承諾と協力を得て、この記録内容を判読してテキストデータに落とし込む作業を、数名のプロジェクトチームを編成して担当してきました。
その結果、本年2023年3月31日に、この『狩太夜話(第1輯)』の書き下しデータを土香る会のホームページに掲載しました。
その後引き続き『狩太夜話(第2輯)』の書き下しテキストデータを完成させたので、公開することにしました。