有島農場解放百年記念事業2022

2022(令和4)年は、有島武郎が狩太村(当時)に所有していた有島農場を小作人たちに無償解放してから、百年目にあたります。
1922(大正11)年7月18日、弥照神社に集まった有島第一、第二農場の全小作人六十余人を前に、有島武郎は、農民が「合同してこの土地全体を共有する」(農場解放記念碑文より)ことを条件に無償で解放すると、宣言しました。

<コモンズと相互扶助>を精神とする有島武郎の農場解放は、当時の社会や思想界に大きな衝撃を与え、その後の歴史の中で時代に先駆けた影響を与え続け、脱成長時代を迎えた現代におけるまちづくりの指針として改めて脚光を浴びています。

「土香る会」では、この大きな歴史的事蹟を記念して、「有島農場無償解放百年記念事業2022」を企画し、実施していくこととしました。
その事業概要について、ご紹介します。